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トランスポゾン能を持つヒト反復配列遺伝子の解析法の開発と臨床癌組織における検討

研究課題

研究課題/領域番号 05770878
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関九州大学

研究代表者

中島 秀彰  九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (20253528)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード反復配列遺伝子 / 胃癌 / Microsatellite instability / LINE1 / 2次元電気泳動
研究概要

(1)大型ゲルを用いた2次元電気泳動Southern blot法によるLINE1遺伝子の解析
大型ゲル(40×50cm)とin situ digestion法を用いた2次元電気泳動法を利用して、高分解能Southern blot法を確立した。本法を用いて健常人3名のDNAを解析すると、各々から約900個のLINE1遺伝子を含むスポットが単離された。その分布は3サンプルともほぼ同じであったが、それぞれを詳細に比較すると、12〜15個のスポットに変異が認められた。以上から、ヒト高度反復配列遺伝子の分布に個人差があり、本法によりその個人差の検出が可能と考えられた。
(2)胃癌におけるMicrosatellite instabilityの検討
上記の2次元電気泳動Southern blot法を用いて臨床癌組織の反復配列遺伝子異常の解析を試みたが、腫瘍組織由来の多量(10mug以上)のゲノムDNAを描出できる症例が無かった。そこで、反復配列遺伝子異常の一つであるMicrosatellite遺伝子の異常(Microsatellite instability)に着目し、癌組織由来の小量のDNAをPCR法で増幅して胃癌臨床例を対象に解析を行った。その結果、胃癌症例の約15%の症例にMicrosatellite instabilityが検出され、胃癌の発生や進展には、従来から指摘されているような癌遺伝子異常や癌抑制遺伝子異常と同様に、反復配列遺伝子異常(Microsatellite instability)が重要な役割を果たしていることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Leblond,G.F.et al.: "Two-dimensional electrophoresis Southern blot method to detect human genome polymorphysms" Biophys.J.64. A338-A338 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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