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破骨細胞の形成過程における骨髄ストローマ細胞の役割についての解析-大理石骨病モデルマウス(op/op)の骨髄,骨同時移植による発症予防

研究課題

研究課題/領域番号 05771100
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

中川 啄磨  関西医科大学, 医学部, 助手 (90180249)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード大理石骨病 / 骨髄移植 / 破骨細胞 / 骨髄ストローマ細胞
研究概要

op/+マウスの交配により得たop/opマウスは,生後10日で歯牙の形成がみられないことにより判明可能であった。生後21日で離乳可能であったので,生後1ヵ月のop/opマウス(H-2k or H-2d)に8.5Gyの放射線照射を行い,donorマウスとして6週齢のC57BL/6マウス(H-2b)を用い骨髄移植を行った。同時に骨髄幹細胞を支持するstromalcellsを補充する目的で,骨髄を中抜きした骨をop/opマウスの皮下に移植を行った。しかし,骨髄移植後,3週でキメラマウス[B6->op/op]は死亡し,op/opマウスに対する8.5Gyの放射線は過剰量であると判断された。そこで線量を7.5Gyに減量して骨髄移植を行ったところ,キメラマウスは骨髄移植後2ヵ月以上生存した。そこで骨髄移植後,4週と8週の時点で軟X線を用いて大理石骨病の発症を観察した。まず,骨髄移植後4週と8週の時点でchimerismの確認を行った。キメラマウスの末梢血の有核細胞を用いてFACSによる解析をおこなったところ(H-2monoclonal抗体を使用)骨髄移植後4週および8週のいずれにおいてもdonor細胞による置き換わりが不完全ながら確認された。しかしながら,それらのキメラマウスの軟X線像では,未処置のコントロールマウスと比較して,有意に大理石骨病の発症は予防できなかった。その原因として生後1ヵ月のop/opマウスではすでに異常な幹細胞が骨代謝異常を引き起こしていると考えられる。
そこで次年度では,生直後のop/opマウスに骨髄移植(この場合は腹腔内に行う)を行い,生後4週頃にdonorの骨を皮下に移植する計画である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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