平成5年度はラットの星状神経節切除に代わって脳血管には同様の効果が期待できる上頚神経節切除を行い、それによる交感神経の脱支配によって脳血管の血流の変化を見ることにした。方法は、外科的にラットの上頚神経節を切除した後、Sakuradaらの方法によって^<14>Ciodoantipyrineを静注し、トレーサーおよびオートラジオグラフィを用いて脳の局所血流を測定する。現在は経日変化(1日後、3日後、1週間後)や部位比較などを行っているところである。対象数ががまだ十分ではなく明らかな結果は得ていない。
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