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標識物質過渡応答による血漿量、間質量、血管透過係数・肝機能及び腎機能の同時測定

研究課題

研究課題/領域番号 05771153
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

中川 美穂  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (00244583)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードファーマコカイネティックス / インドシアニングリーン / 循環血液量測定
研究概要

[1]ファーマコカイネティックスを応用した循環血漿量及び細胞外液量の測定 ICG血中濃度を住友電工社製ICGクリアランスメーターを用い、非侵襲的かつ連続的に測定した。得られたICGの血中濃度減衰曲線は、血漿・間質・肝排泄から成る2-コンパートメントモデルで解析し、血漿量・間質量及び胆汁排泄速度を計算した。健康成人11人において測定した結果、循環血漿量は41.3±3.1ml/Kg、肝排泄クリアランスは159.1±97.0ml/minとほぼ一定の値が得られた。一方、スクロースの血中濃度推移による細胞外液量測定を試みたが、測定値は非常に低値を示し、細胞外液量の測定法としての有意性は確認できなかった。
臨床応用 循環血液量と血行動態のパラメータとの相関を検討した。血行動態の指標として、肺動脈カテーテルを用い心拍出量、PCWPを周術期の患者において術前・術後を通じて測定した。一般に循環血液量の増加は心臓の前負荷の増加につながり、心拍出量及びPCWPの増加をもたらすと考えられるが、今回の測定結果では相関は見られなかった。体内の血管床には機能的血管床と非機能的血管床が存在し、血行動態を決定する因子は主に機能的血管床内の血液量であると考えられる。今後は血液量のみではなく、機能的血管床容量を評価する必要がある。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] "周術期の水分代謝と体液コンパートメント間のバランス" 臨床麻酔学雑誌. (掲載予定).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] "1993.麻酔・集中治療とテクノロジー" インドシアニングリーンを指標物質とした循環血液量及び肝排泄速度の評価-非線形最小二乗法を用いて-, 3 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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