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すべての前立腺肥大症が手術適応になり得るか否かの研究

研究課題

研究課題/領域番号 05771197
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関琉球大学

研究代表者

知念 善昭  琉球大学, 医学部, 助手 (70244316)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード前立腺肥大症 / 排尿時膀胱内圧尿流率同時測定 / 最大尿流率
研究概要

前立腺肥大症の46人に対し、手術前に排尿時膀胱内圧尿流率同時測定を行い、その結果と手術後の尿流率の改善度を比較・検討した。図は全症例の最大尿流率時排尿筋圧(以下PQmax)と術後の最大尿流率の改善の程度との関係を示すグラフである。PQmaxは20cmH_2O〜150cmH_2Oであった。35例で手術後最大尿流率は改善したが、残り11例ではむしろ悪化していた。この2群の比較では改善群のPQmaxが平均66.7cmH_2Oであるのに対し、悪化群のPQmaxの平均は56.5cmH_2Oと低かった。また手術後最大尿量率が5ml/s以上悪化した症例が3例あった。この3例はいずれもPQmaxが52以下でかつ前立腺の切除量が11g以下の症例であった。以上より前立腺の肥大が軽度の症例では手術後排尿障害が悪化する場合があり、その手術適応の決定にあたっては排尿時膀胱内圧尿流率同時測定が有用であると思われた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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