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卵および受精卵におけるc-mos,c-kit遺伝子の発現調節機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 05771242
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

近藤 育代  名古屋大学, 医学部, 助手 (40215447)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードマウス卵 / RT-PCR / c-mos / PMSG / エストロゲン / プロゲスロン
研究概要

1.3-6週令の雌マウスに妊馬血清ゴナドトロピン(PMSG)を腹腔内に投与し、投与後、経時的(12,24,36,48時間)に開腹し、卵胞より卵を採取した。顆粒膜細胞を除去後、各群5個に卵より総RNAをグアニジン-塩酸法により抽出した。48時間後にヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)を投与し、排卵後卵管内より得られた卵に対しても、同様に処理した。
2.抽出されたRNAを逆転写酵素(RT)を用い二本鎖DNAに転換した。既に報告されているマウスc-mos遺伝子の塩基配列に対するプライマーを用い、DNA増幅装置によるRT-PCRを行い、c-mos DNAの一部を増幅した。同時にbeta-アクチンmRNAも同様に増幅し、対照とした。アガロース電気泳動法により増幅されたDNAを分離し、デンシトメーターを用い各々のバンドの濃度を測定した。beta-アクチン量を基準にc-mos遺伝子の発現量を定量化した。
3.その結果、PMSG投与によりマウス卵におけるc-mos mRNAは経時的に増加し、PMSG投与後、36時間で頂値を示した。排卵後の卵では急速にc-mos遺伝子の発現が低下した。すなわち、PMSGがマウスではin vivoにおいて遺伝子の発現を刺激し、排卵後は減少することが示唆された。
4.上記のRT-PCR法による定量化の信頼性を検討するため、PMSG投与後経時的に収集した各群約500個の卵より総RNAを抽出し、アガロース電気泳動を行った。これをニトロセルロース膜にノーザン・ブロット法により転写し、アイソトープにて標識したc-mosおよびbeta-アクチンcDNAを用いてハイブリダイゼーションした。その結果、上記のRT-PCR法と同様の、PMSGによるc-mos mRNA量の変化が観察された。以上の結果より、RT-PCR法による定量化はノーザン・トランスファーによる定量化と同等の定量性が得られることが明かとなった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 花井一夫: "卵細胞におけるc-mos遺伝子発現の検討(抄)" 日本内分泌学会雑誌. 69. 331- (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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