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HPV トランスジェニックマウスを用いた子宮頸癌の発癌機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 05771280
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

淡路 正則  順天堂大学, 医学部, 助手 (30184302)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード子宮頸癌 / ヒト パピローマ ウイルス / トランスジェニックマウス
研究概要

子宮頚癌の発癌機構の解明のため、子宮頚癌モデルマウスとしての、HPVトランスジェニックマウスの作成を試みた。HPV DNAを導入したトランスジェニックマウスを作成したとの報告は散見されるが、発生した腫瘍は睾丸腫瘍のみで、婦人科癌の発生は今までのところまだ認められていない。そこで、種々の組織特異的調節因子とともにHPV DNAを導入するという実験系を組立てた。
まず、我々の行っているトランスジェニックマウスの作成系において、正しくHPV16 DNAが導入され、個体まで発生するかどうかを確認するために、HPV16ゲノムDNAのみの導入を行った。その結果HPV16の導入されたトランスジェニックマウスが得られた。今後、退交配を行い、これらのマウスにおいて婦人科癌、あるいは他の悪性腫瘍の発生をみるかどうか検討中である。
次のステップとして、SV40初期遺伝子や免疫グロブリン遺伝子などの組織特異的エンハンサーをHPVゲノムとともにマウスの受精卵に顕微注入し、トランスジェニックマウスを得る。これらのマウスについて、HPV遺伝子の転写を調べ、子宮頚部組織に高い発現を示すstrainを確立し、これらの個体において分子生物学的な解析を行い、発癌に至る種々の遺伝子の変化を調べる予定である。
近年では、卵巣癌における組織特異的発現調節因子の研究も進んでおり、このような分子生物学的なアプローチで卵巣癌のモデルマウスを作成する計画も検討している。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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