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咽頭・口腔難治性潰瘍の病態および病因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 05771352
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関北里大学

研究代表者

稲木 勝英  北里大学, 医学部, 講師 (90193549)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード口腔潰瘍 / 咽頭潰瘍 / 難治性潰瘍 / サイトメガロウイルス / ヘルペス(単純)ウイルス / insitu hybridization / 免疫グロブリン / 自己抗体
研究概要

難治性口腔・咽頭潰瘍の原因の解明のために、免疫組織化学的手法を用いて潰瘍病変に出現する細胞の種類および機能について検討した。潰瘍周囲にみられるリンパ球はT細胞で会った。さらに、潰瘍周囲の上皮下に活性型Tリンパ球やランゲルハンス細胞がみられた。また、標本上リンパろ胞がみられることも考え免疫学的応答が成されている可能性を示唆した。
標本の中には形質細胞も多数みられたため、免疫グロブリン抗体を用いて検討を行った。IgGやIgAを表出した細胞が上皮下に多く認められた。さらに、上皮内に免疫グロブリン陽性所見を認めたため、3症例に自己の血清を抗体としてABC法を施行してみた。この内1例に上皮内で陽性所見を認めた。何らかの自己免疫が関与されている可能性が考えられたが、単純な自己の血清成分が炎症で上皮内に蓄積された可能性も考えられ今後の課題である。
EBウイルス、単純ヘルペスウイルス、サイトメガロウイルスのプローベを用いてin situ hybridization法を行ってみた。EBウイルスや単純ヘルペスウイルスの陽性所見は得られなかったが、サイトメガロウイルスで腺組織、粘膜上皮、一部の小円形細胞に陽性所見を認めた。この陽性所見がサイトメガロウイルス感染を意味するものかどうかは現在PCR法を用いて検索中である。さらに、患者のHLAの検索は現在施行中であるが、難治性潰瘍自体それほど多い疾患でないので結論を得るまでには至っていない。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 稲木勝英: "難治性口腔・咽頭潰瘍の病理組織学的研究 第1報" 日本耳鼻咽喉科学会会誌. 97(6)(未定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 稲木勝英: "難治性口腔・咽頭潰瘍の病理組織学的研究 第2報" (日本)口腔・咽頭科. 6(3)(未). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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