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レーザー光による角膜屈折力変化(in vivo)及び角膜各組織(特に内皮細胞)への影響(in vitro)

研究課題

研究課題/領域番号 05771388
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関東京大学

研究代表者

宮田 和典  東京大学, 医学部, 講師 (10190787)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードホルミウムYAGレーザー / 熱凝固角膜形成術 / 角膜形状解析
研究概要

動物眼(家兎)に対し、ホルミウムYAGレーザーを使用した熱凝固角膜形成術を行い、角膜形状変化および組織学的検索を行った。使用した波長2000nmのホルミウムレーザーは、角膜上皮細胞、角膜内皮細胞に障害を与えずに角膜実質を凝固できる可能性がある。角膜形状変化は、レーザー照射前と直後に角膜形状解析装置を用いて解析した。組織学的検索はレーザー照射直後および照射後2週間目に行った。
角膜形状変化は、レーザー照射部の光学径、照射数に依存して変化した。また光学径が大きいと遠視化し光学径が小さいと近視化した。しかし角膜形状変化はレーザーの出力、照射時間、スポットサイズには依存しなかった。組織学的検索では、適正条件と思われるレーザー出力による熱形成直後は角膜上皮細胞が熱変性により脱落し、角膜実質中層にまで及ぶコラーゲンの変性所見が認められたが、角膜内皮細胞の損傷は認められなかった。一方、過凝固と思われる出力における熱形成では、角膜上皮細胞及び角膜実質の一部の組織の脱落が認められ、角膜内皮細胞にも障害を与えていた。術後2週間後には創傷治癒は順調に行われていたが、一部の角膜上皮細胞の過形成と角膜実質の変性が認められた。
ホルミウムヤグレーザーを用いた熱凝固により、角膜形状変化による矯正効果が認められ、至的条件を検討すれば臨床応用への可能性があると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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