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難治性ぶどう膜炎の病態および治療に関する免疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05771418
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

中村 聡  横浜市立大学, 医学部, 助手 (00237398)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードぶどう膜炎 / ベーチェット病 / 原田病 / HLA / TNF-alpha
研究概要

1.ベーチェット病
(1)ベーチェット病の病因遺伝子の解明
ベーチェット病の疾患感受性遺伝子としてHLA-B51が関わっていることは以前より知られているが、本年度はこのHLA-B51 subantigenであるHLA-B^*5101、HLA-B^*5102、HLA-B^*5103について検索し、対象としたベ-チッド病患者46例はすべてHLA-B^*5101であるとこを見いだした。HLA-B^*5101はHLA-B^*5102、HLA-B^*5103に比べ167番目、171番目のアミノ酸が異なるため、この相違が疾患感受性に関わっている可能性が明らかになった。
(2)ぶどう膜炎の増悪にたいする細菌抗原の関与
レンサ球菌のKTH-1株に熱刺激を加えてHSPを誘導したものを抗原として、末梢血CD4陽性細胞上の表面抗原をフローサイトメトリーにより検討し、熱刺激を加えなかったKTH-1株に比べCD25発現が増強することを確認した。
(投稿中)
(3)免疫抑制剤による治療
ベーチェット病においてぶどう膜炎の活動期に上昇する末梢血単球のNHF-alpha産生能は、免疫抑制剤の効果が臨床的に認められた症例では有意に低下し、一方治療が無効であった例では低下の度合いが少なかった。即ちTNF-alpha産生能は炎症の活動性の指標であると同時に、免疫抑制剤の臨床効果の判定及び薬剤投与量の管理などにも有用であると考えられた。
2.原田病
病因および免疫病態に関する研究
色素細胞の培養系を用いて活動期患者リンパ球・単球の抗原特異的増殖反応を幼若化反応および表面抗原の変化の推移より解析し、特定の培養細胞系において患者リンパ球の有意の増殖反応が認められた。(投稿中)現在この培養細胞系に特有の抗原を決定するために、抗原蛋白の分画を行っている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Nobuhisa Mizuki: "Behget's Disease Associated with one of the HLA-B51 Subantigens HLA-B^*5101" American Journal of Ophthalmology. 116. 406-409 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 中村聡: "ベーチェット病におけるぶどう膜炎の活動性とtumor necrosis factor-alpha産生能" 横浜医学. 44. 471-475 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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