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顎運動に関わる神経回路網の免疫組織化学的解析、特に抑制性神経伝達物質について

研究課題

研究課題/領域番号 05771476
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関広島大学

研究代表者

高橋 理  広島大学, 歯学部, 助教授 (70163243)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード三叉神経運動核 / GABA / ラット / 網様体
研究概要

ラットの三叉神経運動核に投射する脳幹ニューロンのうち、GABA様免疫活性を示すニューロンの分布を検索した。
実験にはウィスター系ラット31匹を用いた。一側の三叉神経運動核にCholera Toxin B subunit(CTB)を電気泳動法により微量注入した。この後に1日間生存させ、2%パラホルムアルデヒドと0.25%グルタールアルデヒドの混合溶液にて灌流固定を施した。脳幹部において厚さ30mumの凍結連続切片を作製し、CTBとGABAをそれぞれ螢光抗体法を用いて標識した。
CTBにより逆行性に標識されたニューロンは、同側の三叉神経中脳路核、両側の三叉神経上核、三叉神経運動核周囲の網様体、三叉神経主感覚核、三叉神経脊髄路核吻側亜核、橋と延髄の小細胞性網様核、そして、巨大細胞性網様核に観察された。この中でGABA様免疫活性を示したものは、両側の小細胞性網様核と三叉神経上核に多数が認められ、三叉神経主感覚核、吻側亜核、巨大細胞性網様核にも少数認められた。これらは中型ないし大型の、三角形または多角形のニューロンであった。
GABAは抑制性の神経伝達物質と考えられている。顎運動を調節しているこれらのニューロンは、脳幹網様体より運動神経細胞に対して直接に抑制性の入力を与えているものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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