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破骨細胞に特異的に発現している遺伝子の単離と解析

研究課題

研究課題/領域番号 05771486
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関明海大学

研究代表者

手塚 健一  明海大学, 歯学部, 助手 (50236973)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード破骨細胞 / cDNA / carbonic anhydrase II / vacuolar type H^+-ATPase / GM2 activator protein / matrix metalloproteinase9
研究概要

ウサギ単離破骨細胞のcDNAライブラリーを、破骨細胞と肺胞マクロファージのcDNAプローブでスクリーニングした。約5000個のクローンをスクリーニングした結果、240個の破胞細胞特異的にハイブリダイズするクローンを得た。これらのクローンをオステオポンチン^*とOC-2^<**>のプローブでスクリーニングし、ハイブリダイズした、それぞれ7個、6個のクローンを後の解析から除外した。残った227個のクローンの破骨細胞への特異性を確認するために、破骨細胞と肺胞マクロファージのRNAに対してドッドプロットをおこなった。その結果、4個のクローンが破骨細胞のRNAに特異的にハイブリダイズした。それぞれのクローンのcDNAインサートをプローブにして、全長cDNA を持ったクローンを単離し、それぞれの塩基配列を決定した結果、carbonic anhydrase II(CAII),vacuolar type H^+-ATPaseのサブユニツトA(vATPase-A),CM2 activator protein(GM2AP),matrix metalloproteinase9(MNP-9)をコードしていることが判明した。Northern bolottingによって、これらの遺伝子の種々の組織での発現を検討したところ、他の組織に比較して、破骨細胞に高く発現していことが確認された。さらに、MMP-9についてはin situハイブリダイゼーション法で、ウサギ中手骨の破骨細胞での発現が確認された。
今回の研究で破骨細胞での高い発現がしめされた4つの遺伝子の内、CAIIとvATPase-Aは、破骨細胞の酸の産生に関わっていることがわかっている。しかしねGM2APとMMP-9はこんかいはじめて破骨細胞での発現がしめされた。特にMMP-9はgelatinase活性を持っていることから骨基質タンパク質の分解に関与している可能性が高い。
^*;Tezuka,K.et al.Biochem Biophys.Res.Commun.,186,911-917,1992.
^<**>;Tezuka,K.et al.J.Biol.Chem.,269,1106-1109,1994.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kenichi Tezuka etal: "Identification of Matrix Metalloproteinase9 in Rabbit Osteoclasts" J.Biol.Chem.(in press).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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