• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

日本人顎骨の内部構造に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05771491
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

北村 晃  東京歯科大学, 解剖, 講師 (90246348)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード下顎骨 / 骨粱 / 緻密骨 / 骨形態計測
研究概要

顎骨の内部構造は、歯牙の有無、年齢、病変の存在により様々な変化が観察され、現在のところインプラントを植立させる内部構造が正確に把握されているとは言い難い。そこで有歯顎、無歯顎における下顎骨の緻密骨並びに海綿骨の骨粱形態の観察を行い、それぞれ比較検討した。
試料は、東京歯科大学解剖学教室所蔵の成人屍対のうち有歯下顎骨5体、無歯下顎骨5体である。脱水処理を行いポリエステルレジン樹脂に包埋した後、硬組織薄片切断機にて下顎底面に垂直に厚さ500ミクロンの非脱灰連続切片を作成し、各切片の軟X線写真を撮影した。得られた軟X線写真を画像解折装置に入力し骨形態計測を行い、骨粱及び周囲の緻密骨の構造を解折した。
1.緻密骨の幅
上部舌側では切歯部で厚く、その厚みは、有歯顎よりも無歯顎で厚かった。唇側では有歯顎、無歯顎とも大臼歯部において最も厚いことが示された。中央部では前歯部、臼歯部とも無歯顎と比較して有歯顎で厚い結果となった。下顎底部では、有歯顎が無歯顎に比較して厚い結果となった。
2.骨粱の割合骨粱幅
上部の骨粱は有歯顎無歯顎とも切歯部で多く、小臼歯部では少ない結果となった。中央部では大きな差は認められなかった。下部では有歯顎は、切歯部から大臼歯部に向かい骨粱は減少した。無歯顎では切歯部で多い結果となった。骨粱幅は有歯顎無歯顎とも切歯部で太く、次いで大臼歯部、小臼歯部の順となった。
今後例数を重ね、上顎骨の内部構造についても観察し検討する次第である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi