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歯原性角化嚢胞におけるHuman Papillomavirus-DNAの検出

研究課題

研究課題/領域番号 05771503
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関朝日大学

研究代表者

土居 誠司  朝日大学, 歯学部, 助手 (80188838)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードヒトパピローマウイルス / 歯原性角化 胞 / ポリメラーゼチェイン反応 / サザンブロットハイブリダイゼーション / in situハイブリダイゼーション / 免疫組織化学
研究概要

歯原性角化嚢胞(odontogenic keratocyst;OK)におけるHuman Papillomavirus(HPV)type 16,18,33の発現を、polymerase chain reaction(PCR)-southern blot hybridization(SBH),in situ hybridization(ISH),immunostaining法を応用して検索した。
OK25例(78サンプル)についてPCRを行った結果、多くの症例に目的の増幅産物(140bp)が認められたが、同時に幾つかのminor bandも認められた。この増幅産物の特意性を確認するためにtype-specific probeを用いてSBH行った結果、1列(4%)にのみHPV-18DNAが検出された。これは再発例4例中の1例(25%)であった。いずれも同一患者から得られたものであるが、1サンプルは目的の140bpの位置に単一の陽性シグナルを認めたが、他の1サンプルは目的の140bpの位置ではなく、120,150bpの位置に2本の陽性シグナルを認めた。我々はPCRの増幅領域をE6ORFに設定したが、この領域は塩基の欠失、挿入が認められない部位であることから、この結果はHPV-18subtypeの存在の可能性を示唆するものである。我々はこの事実を確認するために、増幅産物からのdirect sequenceを試みたがsequence可能であったのは140bp productのみであり、他の120,150bp productsからのcycle sequenceは失敗に終わった。
我々はHPV-18positive sampleについてさらに、biotinylated HPV-16/18probe,anti HPV-18 E6 protein Mo-Atを用いてISH,immunostainingを行った。
ISHの結果、HPV-18DNAは裏装上皮の錯角化層、上部有棘細胞層および基底細胞層の一部の細胞の核に散在性に認められた。またHPV-18E6proteinは・錯角化層、上部有棘細胞層および基底細胞層の細胞の細胞質にびまん性に認められ、一部の細胞では細胞膜に強くその発現がみとめられた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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