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発音および嚥下時の軟口蓋の運動に関する研究-Articulogvaphにより解析-

研究課題

研究課題/領域番号 05771561
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関昭和大学

研究代表者

道脇 幸博  昭和大学, 歯学部, 講師 (40157540)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード磁気センサーシステム / 構音運動 / 嚥下運動 / 舌運動 / 下顎運動 / 軟口蓋運動
研究概要

交流磁界型の磁気センサーシステム(Articulograph)(現有)にて、構音嚥下時の舌運動と下顎運動および軟口蓋の運動を測定した。オトガイ正中部、舌尖および舌背上に小型のセンサーを貼り、その動き(移動距離と速さおよび相互の運動開始のタイミング)を測定し、コンピュータ画面上に描出した。被検音は/a/,/i/,/k/および/pa‐ta‐ka/とし、嚥下機能検査では30mlの水を口腔内に含ませ、これを飲み干させた。
その結果、舌癌術後の症例では舌の挙上が不十分で、また舌の挙上の不良な症例ほど下顎の移動距離が大きく明らかな代償運動が認められた。また構音機能の良好な症例ほど舌の運動量は大きい傾向にあった。
しかし、本装置に付属する3個の送信コイルを付けたヘルメットは極めて重く、頭部の固定、正確な実験の遂行の観点からも適切ではない。送信コイル付きヘルメットを固定する装置を考案する必要があると考えている。また軟口蓋部に小型のセンサーを貼付するためには、被検者の嘔吐反射をある程度制御する必要があり、しかも唾液を除去して乾燥させることが困難であるため、小型センサーを接着剤で固定する方法では実験中にはがれやすく、実験を中断しなければならないこともしばしばである。そこで縫合固定を含む固定法の開発や鼻腔内からセンサーを挿入するなどの方法を試みているが、未だその方法は確立していない。機能時の軟口蓋の動きを正確に測定するためには、さらに工夫が必要であると考えている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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