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歯周組織におけるPAFの動態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05771597
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

吉野 宏  広島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (50240338)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードPAF / 培養歯肉上皮細胞
研究概要

Platelet activating factor(PAF)は血管透過性の高進、白血球活性化、マクロファージよりのインターロイキン様物質の産生など炎症の主要なメディエーターである。PAFは唾液中に多量に存在するが、その由来は明かでない。
そこで、その由来を明らかにするために、ヒト唾液腺開口部より採取した唾液についてPAFの含有量を検索した結果、唾液腺よりの分泌はほとんど検出できなかった。しかし、Dohiらはイヌ唾液腺細胞においてはPAFの産生が認められることから、PAFは細胞内で産生されるが、細胞外に放出されないと考えられた。
培養細胞においては、歯肉を歯肉上皮と線維芽細胞に分離後の初代培養においてexplantしてくる時期に大きな差があり、同一個体より得た細胞ではコラーゲン膜上下での培養は困難であった。また、各々の培養によるPAF産生はその必要とする細胞数が数百万であった。これらより唾液中のPAFは歯肉溝よりの白血球あるいは微小血管からの浸出液がその由来である可能性が考えられた。
以上より、口腔領域においてはその由来というよりその作用に焦点を絞り、現在上皮細胞に対するPAFの作用について検討した。その結果LPSによるインターロイキンの産生をPAFがメディエ-トしている可能性が示唆される結果を得ている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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