• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

A.actinomycetemcomitansの白血球毒素遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05771603
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関九州大学

研究代表者

濱地 貴文  九州大学, 歯学部, 助手 (80198811)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード歯周病原性細菌 / A.actinomycetemcomitans / 白血球毒素遺伝子 / polymerase chain reaction
研究概要

歯周病原性細菌A.actinomycetemcomitans(A.a)は、菌株によって白血球毒素産生能に強弱がみられる。以前の我々の研究でも、また外国の他のグループの報告においても、白血球毒素産生株、非産生株のどちらにも、白血球毒素をコードする構造遺伝子(lkt A)が存在することが明らかになっている。本研究では、A.aの白血球毒素産生能の違いを、白血球毒素の活性化を調節すると考えられている蛋白をコードするlkt C遺伝子の観点から調べた。JP2株は、強力な白血球毒素を産生することが知られており、そのlkt C遺伝子のDNA配列も報告されている。そこで、lkt CのDNA配列に基づいて、一対のオリゴヌクレオチドプライマーを合成した。白血球毒素産生株Y4、ATCC29522、非産生株SUNY Ab67、産生株、非産生株の中間型ATCC29523より、染色体DNAを抽出し、lkt C遺伝子の増幅反応(PCR)を行った。しかし、lkt C固有のDNA断片は、4株ともに増幅されなかった。サザンブロット法による解析では、4株ともに、lkt C遺伝子が存在することがわかっている。PCRに用いたプライマーが、JP2株のlkt C遺伝子配列に基づいたものであったことから、JP2株と他の4株とでは、lkt C遺伝子のDNA配列に違いがある可能性が考えられる。それが、白血球毒素の活性化を調節する蛋白の機能の違いとして表現され、白血球毒素の産生の強弱の差となっていることが示唆される。lkt C遺伝子の全長にわたるDNA配列の解析と比較が今後必要と思われる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi