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Bruxismによる歯周組織破壊の研究-睡眠中の下顎運動方向と歯の動揺度の変化の関係について-

研究課題

研究課題/領域番号 05771613
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関北海道医療大学

研究代表者

加藤 義弘  北海道医療大学, 歯学部, 講師 (10185879)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード下顎運動 / 動揺度 / 筋活動(EMG) / bruxism
研究概要

申請者は,平成2年度,3年度,および4年度文部省科学研究費(奨励A)の補助を受け,従来まで不可能であった睡眠中の下顎運動を記録できる装置を考案した。本装置は下顎運動の前方,および側方運動の移動量ををデータレコーダならびに記録紙に記録し,さらに,そのデータをアナログデジタル変換器(AD変換器)を介しパーソナルコンピュータ(PC)に入力,分析することにより,下顎運動を前後左右の二次元的運動としてPCの画面(CRT)上に再現できるようにした。本年度の研究は,本装置を用い,睡眠中に出現するbruxismによる側方運動の実態を調査した。また,bruxismと歯周組織破壊との関係を明らかにする目的で各種歯の動揺度測定法についてその精度および特徴について調べ,咬合性外傷による歯周組織の微細な変化を測定することが可能かどうかについて検討し,実験を行った。動揺度の測定法は,従来から考案されている静的動揺度測定法と動的動揺度測定法について歯周組織模型を作成し,検討した。なお,動的動揺度測定法についてはペリオテストと加速度形を用いて歯に加振したときの減衰波形を分析する方法について行った。
その結果,8名の被験者におけるbruxism時の側方運動の出現は,grindingならびにclenchingの両タイプで観察された。また,偏心位で行うclenchingの咬合位は,grindingの運動軌跡上に位置することが多いことが観察された(第35回春季および秋季歯周病学会発表)。動揺度測定法については,いずれの方法も,歯周組織支持量の変化とは高い相関性有していたが(第36回秋季歯周病学会発表),歯周組織の粘性と弾性の2つの性質との関係についてはさらに模型を改良して測定しなければならない。以上の点を考慮し,本実験は,動揺度とbruxismとの関係を解明するために実験に適した方法を検索中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 今宮彩子他: "睡眠中のBruxismに伴う顎運動の記録法について" 日本歯周病学会誌春季特別号. 34巻. 91- (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 加藤義弘他: "睡眠中のBruxismの顎運動パターンの分析" 日本歯周病学会誌秋季特別号. 34巻. 91- (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 加藤義弘他: "睡眠中のBruxismの研究 -睡眠中の顎運動記録装置の開発とBruxism自覚者と無自覚者の比較検討-" 日本歯周病学会誌. 34巻. 416-429 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 横田光弘他: "歯の動揺度測定法に関する研究 -歯・歯周組織モデルを用いた各種測定法の評価-" 日本歯周病学会誌. 35巻. 88- (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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