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歯周組織線維芽細胞のIL-6産生能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05771614
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関北海道医療大学

研究代表者

藤井 健男  北海道医療大学, 歯学部, 講師 (30173389)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード歯周組織線維芽細胞 / LPS / IL-1beta / IL-6
研究概要

本研究は、歯肉線維芽細胞の培養系を用い、歯周病関連細菌内毒素(LPS)で細胞を刺激した場合の、細胞応答の変化と、特に歯周病の病態に深く関与していると考えられるインターロイキン1beta(IL-1beta)とインターロイキン6(IL-6)の産生能について検討した。
1.位相差顕微鏡による観察:無刺激時と比較して、いずれの場合も形態学的に大きな変化は認められなかった。
2.細胞のDNA量 :無刺激では0日目から1日目にかけてDNA量は増加する傾向にあった。
Actinobacillus actinomycetemcomitans Y4株(A.a.)、Escherichia Coli 0111株(E.Coli)のLPS刺激による細胞破砕物中のDNA量は減少する傾向が認められた。またPorphyromonas gingivalis 381株(P.g.)、Fusobacterium uncleatum ATCC 10953株(F.n.)のLPS刺激では有意に増加した。
3.細胞の総タンパク量
無刺激とE.Coliでは0日目よりも1日目で細胞のタンパク量は増加する傾向にあったが、A.a.、P.g.、F.n.のLPSによる刺激でDNAあたりの細胞の総タンパク量は有意に抑制された。
4.各種LPSによる歯肉線維芽細胞のIL-1betaおよびIL-6の誘導
1)IL-1beta :培養上清中及び細胞中でIL-1betaの産生は認められなかった。
2)IL-6 :培養上清中のDNAあたりのIL-6量は0日目に比較して1日目では特にP.g.のLPSで刺激時では他に比較して有意に増加した。A.a.、F.n.のLPS刺激時では有意に減少した。細胞中のIL-6の産生は認められなかった。
考察:歯肉線維芽細胞の各種LPS刺激による応答は、細菌種間で差があり、各種細菌のLPSは歯肉線維芽細胞のサイトカイン産性能に影響した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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