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膜結合型IL‐1alphaによる歯根膜線維芽細胞の増殖および機能発現への関与

研究課題

研究課題/領域番号 05771621
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関昭和大学

研究代表者

塩野目 学  昭和大学, 歯学部, 助手 (50245809)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード歯肉線維芽細胞(HGFs) / 歯根膜線維芽細胞(HPLFs) / 細胞画分IL‐1alpha / DNA合成 / PGE_2 / コラゲナーゼ活性
研究概要

歯周組織を構成する主要な細胞である歯肉線維芽細胞(HGFs)が歯周病局所においてどのように歯周組織破壊に関与しているかを調べることを目的として、今回我々は、HGFsが産生する細胞画分IL‐1alphaによるヒト歯根膜線維芽細胞(HPLFs)の増殖および機能発現への関与を検討したところ以下の結果を得た。
1.HGFsの細胞画分IL‐1alpha産生能:HGFsを24穴プレートに1×10^4個/wellの割合でまき、confluentに達した後、hrIL‐1beta(2.5ng/ml)で24時間刺激すると、細胞画分のみにおいてIL‐1alphaを産生した。またこのIL‐1alpha産生量はhrIFN‐alpha(1,000U/ml)の24時間のプライミング刺激により2〜3倍に増加していた(平均123pg/ml)。これに対してhrIL‐1beta未刺激の条件下で培養したHGFsではこのような細胞画分IL‐1alphaの産生は検出されなかった。
2.細胞画分IL‐1alphaがHPLFsのDNA合成、PGE_2産生、コラゲナーゼ活性に及ぼす影響:上記の条件で刺激、未刺激の各HGFsを1%パラホルムアルテヒドで固定した。固定した細胞上にHPLFsを1×10^6個/mlの割合でまき、DNA合成量の継時的変化、培養開始24時間後から96時間後までに培養上清中に産生分泌されたPGE_2量、コラゲナーゼ活性を測定し、比較検討したところ以下の結果を得た。
(1)hrIFN‐alphaとhrIL‐1betaで刺激したHGFsの細胞画分IL‐1alphaは、HPLFsのDNA合成およびPGE_2産生を亢進させ、またコラゲナーゼ活性を上昇させた。
(2)またこのようなDNA合成、PGE_2産生、コラゲナーゼ活性の増加は、抗ヒトIL‐1alpha抗体の添加により、コントロールレベルまで減少した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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