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歯周ポケット抗菌療法薬のヒト歯肉に対する為害作用の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05771636
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関日本歯科大学

研究代表者

田中 ゆり子  日本歯科大学, 歯学部, 助手 (60247020)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード歯周ポケット抗菌療法薬 / ヒト歯肉由来培養ケラチノサイト / 中性赤バイオアッセイ法
研究概要

局所適用歯周療法薬の歯肉に対する毒性や為害作用を定量的に研究し、それらをランク付けした報告はほとんどない。そこで 各種歯周ポケット抗菌療法薬の細胞障害能をヒト歯肉由来培養ケラチノサイトを用いてニュートラルレッドバイオアッセイ法で定量的に調べてみた。
その結果、臨床適用濃度の薬物を同量、かつ同一時間作用させた場合、
1)ポケット内消毒・洗浄ではアクリノール液>ヨードカルボン≒ネオグリセロール>歯科用ヨードグリセリン>希ヨードチンキ>5%ヒビテン液の10倍希釈液>オキシドール≫ハイアミン液の4000倍希釈>イソシン液の20倍希釈の順で毒性が強く、アンリノール液の毒性はオキシドールの約12倍、ハイアミン液の約93倍、イソジン液の約150倍であった。
2)ポケット内注入用軟膏類ではその毒性はヒノポロン≫テトラ・コーチゾン>ペリオクリン歯科用軟膏≒テラ・コートリルの順であった。ペリオクリン歯科用軟膏の毒性は極めて低かったが、その主剤である塩酸ミノサイクリンそのものの毒性は、他のテトラサイクリン系抗生物質の中で最も毒性が強くアクリノール液の約5倍であった。
3)歯周ポケット抗菌療法薬ではないが関連薬物である含嗽・洗口剤の毒性も調べてみた。毒性はプラクリン>ネオステリングリーンの10倍希釈液>オラドール含嗽液の100倍希釈≫リステリン≒2%含嗽用AZ細粒液の順であった。
これらの結果は 歯肉に対して 為害作用のより少ない局所適用歯周療法薬を選択する際に有用になるものと思われる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takeki Tsutsui: "Quantitative comparison of cytotoxicity of antiseptics utilized in dentistry to normal human oral keratinocytes cultured inserum-free msdium" Toxicology in Vitro. in press. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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