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細菌数の変化による齲蝕の進行に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05771647
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関鶴見大学

研究代表者

大森 かをる  鶴見大学, 歯学部, 助手 (80213867)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード二次齲蝕 / 細菌数
研究概要

本研究は、微小漏洩の全くない状態を想定し、細菌がどの程度存在した場合に齲蝕の進行がみられるか、その細菌数を特定することを目的としている。
研究計画時には、試料としてヒト抜去大臼歯を使用する予定であったが、同一時期、同一年齢の試料を多数入手することが困難であったため、新鮮ウシ抜去前歯を用いた。
予備実験にて仮封に使用する材料からは細菌は採取されなかった。次に、実験計画の状態で歯髄方向に細菌が増殖し得るか否かを観察することを目的として、規格窩洞中に5.4×10^7/2ulのStreptococcus mutansをピペットにて注入して仮封、培養を行った。1週間後に、全ての試料中より細菌を回収した。0〜10^<-5>までに希釈した細菌をそれぞれ寒天平板培地に嫌気培養した。培養は、オートデシケーター内を真空にして行った。3日後、コロニー数より算出したところ、5.4×10^7/2ulとほぼ同等な値が得られた。これにより、今回の実験条件は、Streptococcus mutansの発育が可能であることが示唆された。今後の課題として、以下のことが挙げられた。
1)窩洞の深さを今回の2mmで設定した場合、ガス滅菌中に約半数の試料に亀裂が生じた。
2)試料よりStreptococcus mutansを分離するのは非常に困難であった。Streptococcus mutansは運動性の細菌ではないため、仮封は除去し易いものとする。
今後、以上のことを加味し、細菌数を徐々に減少させ、増殖の様子を観察していく所存である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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