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根管処置後の根尖歯周組織修復過程に咬合が与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 05771649
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関鶴見大学

研究代表者

土田 真美  鶴見大学, 歯学部, 助手 (70207398)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード咬合喪失 / 根管処置
研究概要

咬合を失った根管処置歯根光部(ラット第一臼歯)を光学顕微鏡下で病理組織学的に観察、その変化を検討した.
根光部の炎症の回復、硬組織形成は、いずれも咬合を有している場合よりも咬合を失っている方が速かに治癒に向った.
特染(メチルグリーンピロニン)によれば、咬合を失った場合、骨、根光部表面共にピロニンに陽性反応を示し、活発な回復を示唆していた.また、根光部付近の線維の走向は、咬合の有無により異っていた.すなわち、咬合を喪失した場合、根光、根側の歯根膜線維は、その走向に連続性を示したが通常通り、咬合を有していると、根光部線維と、根側部線維の走向は、連続性を示さなかった.これに沿って、硬組織による根光閉鎖も形態的に異った所見を示した.ALPの局在は、酵素抗体法により、検討した.咬合喪失の有無によらず根管処置後の治癒過程でALPは局在を示した.しかし、その反応部位は咬合を喪失した場合、広範囲にわたっており、咬合喪失が、根管処置歯歯周組織の構造全般に影響を与えていることが明らかになった.
上記のような変化は特に根管処置後2週間位まで、著明に認められ、修後過程後期になると、咬合機能の有無による明らかな差異は少なくなっていった.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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