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下顎唾液腺pH計測システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 05771677
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

渡邊 竜登美 (1994)  東京医科歯科大学, 歯学部・高齢者歯科, 助手 (10230971)

渡辺 竜登美 (1993)  東京医科歯科大学, 歯学, 助手

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード口腔内テレメトリ / pH / 総義歯
研究概要

本年度は,義歯内部に東亜電波工業と共同して開発した金属酸化膜系のpHセンサ,送信器を組み込み,センサデータを無線方式で送信するシステムを開発した。
義歯内部に組み込んだ多チャンネルのテレメトリシステムは,以前開発した全部床義歯の咬合力や咬合接触の計測システムを応用した。これは,義歯内部に多チャンネルのセンサからのデータを合成するマルチプレクサと送信器をもち,多チャンネルのデータを単一周波数で送信する物である。システムに組み込んだセンサには新たに開発された金属酸化膜系のMETOXpHセンサを用いた。
システムを開発すると同時に我々はこのセンサを用いて歯肉溝内部のpHを測定し,pH変動の概要を観察した。また,義歯内部に電子部品を設置する場合,電子部品の性質上できるだけ温度変化の少ない部位に設置する事が望ましい。そこで,咀嚼などの機能時に義歯表面の温度変化を計測し,設置するのに適した部位を見いだした。
本年度における問題点は,連続12時間の実験を試みたところ,被験者が受信アンテナより遠ざかったり,外来ノイズの影響を受けたりした場合受信が不安定になってデータ収集が不可能になってしまい,計測ができなかったことである。pHは時系列で変化を観測しなければ意味がなく,このためには最低連続12時間の計測が必要である。
被験者を12時間という長時間にわたって拘束する事は不可能であり,また拘束する事によって唾液の性状が変化してしまう事も予想されるため,無拘束の記録システムの開発が必要になった。この記録システムは次年度に開発する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 渡邊竜登美: "機能時における全部床義歯研摩面温度変化の計測" 日本補綴歯科学会雑誌. 38. (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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