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歯牙滑走曲面と咀嚼運動経路の三次元立体表示に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05771744
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

玉置 勝司  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (00155243)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード歯牙滑走運動 / 咬頭嵌合位 / 咀嚼運動 / 透視変換法 / 陰線消去法 / 金属斜面装置 / 閉口時の滑走経路 / 同一画面表示
研究概要

本研究の目的は、これまでに申請者が開発した咀嚼運動の経路を客観的に評価する手法「咀嚼運動の客観的評価法」と咬頭嵌合位からの歯牙滑走運動を視覚的フィードバックの応用により計測し、得られた下顎位の三次元データに対して透視変換法を応用した「滑走曲面の三次元表示法」を同一画面に表示することにある。これにより、滑走曲面と咀嚼運動における咬頭嵌合位付近経路の運動方向の関連性を視覚的に明確にすることが可能となる。
1.滑走運動と咀嚼運動経路の同一画面表示プログラムの開発
滑走曲面の三次元データを透視変換法、陰線消去法により滑走曲面として三次元表示を行った。その後、咬頭嵌合位を座標原点とする咀嚼運動経路を滑走曲面と同一画面上に表示するプログラムをフォートラン言語にて開発することができた。この滑走曲面と咀嚼運動の三次元表示は上下・左右の任意方向に旋回可能である。
2.歯牙誘導装置の装着前後における本プログラムの応用
グループファンクション・タイプの被験者3名に対して、片側犬歯の舌面に金属斜面装置を金合金(18K)で製作し装着した。装着前、直後、3日、5日、7日、14日後の咀嚼運動を記録し、特に閉口時の滑走経路の方向変化について本プログラムを応用し検討した。
3.滑走曲面と咀嚼運動経路の関連性に関する検討
歯牙誘導装置を装着した滑走曲面は急斜面になり、下顎の運動方向は上下的移動成分がより強くなると考えられた。咀嚼運動について、装着後の閉口滑走経路は装着前に比べてより下方から(前頭面)、そしてより後方から(水平面)に変化していき、14日後にはで経路の安定性が得られた。この様相は滑走曲面と咀嚼運動の同一表示画面で明確に観察することができ、臨床応用の可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 遠藤ゆかりほか: "咬頭嵌合位を基準とした歯牙接触滑走曲面の表示法第4報" 日本補綴歯科学会雑誌. 37巻・特別号. 174- (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 玉置勝司ほか: "歯牙接触滑走曲面と咀嚼運動経路に関する研究第1報" 日本補綴歯科学会雑誌. 37巻・特別号. 158- (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 木元克彦ほか: "歯牙接触滑走曲面と咀嚼運動経路に関する研究第2報" 日本補綴歯科学会雑誌. 37巻・特別号. 124- (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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