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口腔外科手術侵襲における血中サイトカインの連動機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05771782
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関岡山大学

研究代表者

宮脇 卓也  岡山大学, 歯学部・附属病院, 助手 (00219825)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード口腔外科 / 手術侵襲 / インターロイキン6 / インターロイキン1beta
研究概要

サイトカインは免疫学的メディエーターであり、また体温調節などの生理反応に重要な役割を果たしている。腹部手術などの侵襲では血中レベルが変動することが報告されており、その役割が注目されている。この研究では口腔外科手術での侵襲にともなう各種血中サイトカインレベルの変動と、その連動機構および生理学的・免疫学的反応との関連について解析することを目的にしていた。今年度の研究では、サイトカインの中のインターロイキン6(IL-6)、インターロイキン1beta(IL-1beta)について、口腔外科手術にともなう血中レベルを経時的に測定し、その変動と手術侵襲の程度との関係について解析を行った。
(結果)
1.口腔外科手術侵襲にともなう血中IL-6レベルの変動と手術侵襲について
(1)血中IL-6レベルは手術開始から8時間までに上昇した。
(2)血中IL-6レベルは手術終了後12時間までに最高値に達した。
(3)手術開始24時間後の血中IL-6レベルは手術時間と高い相関関係にあった。
(4)出血量と血中IL-6レベルには相関関係はみられなかった。
2.口腔外科手術侵襲にともなう血中IL-1betaレベルの変動と手術侵襲について
(1)口腔外科手術にともなう血中IL-1betaレベルの上昇は認められなかった。
(今後の展開)
今年度の研究ではIL-6、IL-1betaについて検討を行ったが、それ以外のサイトカインについても、口腔外科手術侵襲にともなう変動について検討を行う。さらに、この研究の目的でもある生理学的・免疫学的反応と血中サイトカインレベルとの関連について解析を進めている。
なお、今回の研究成果の1部は第21回日本歯科麻酔学会総会(鹿児島、1993年11月)において発表した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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