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活性化ヒトリンパ球がひきおこす腫瘍細胞の自殺(apoptosis)に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05771832
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

林 優亘  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (20228589)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードApoptosis / DNA-fragmentation / NK-LAK
研究概要

腫瘍免疫療法における標的細胞すなわち腫瘍細胞の障害方法のなかにApoptosis(細胞のprograming death)の機序が働いていることが示唆されるようになってきた。わたくしはヒトにおけるLAKがひきおこす標的腫瘍細胞のApoptosisを検討する前に解析のし易いマウスの系を用いた以下の実験を行ない結果を得た。
使用したマウスはBalb/cマウスであり、Effector細胞としてのNK-LAK細胞はBalb/c nudeマウス脾細胞からIL-2で誘導された。標的細胞にはSyngeneicであるH-2^d由来の腫瘍細胞YAC-1およびP815細胞を用いた。YAC-1およびP815には^3H-thymidineと^<51>CrでLabelされ、これに誘導されたNK-LAK細胞を混じ細胞障害活性の評価をした。^<51>Cr遊離量からMAC(membrane attack compornent)やPerforinによる細胞膜破壊の指標を得、さらに核膜より漏出した^3H-thymidineでLabelされDNAの量をfragmentationをおこしたDNA量、すなわちApoptosisがひきおこされた量として評価した。YAC-1はNK感受性腫瘍細胞、P815はLAK感受性腫瘍細胞とされているが、本実験で誘導されたNK活性を示す細胞群は高い^<51>Cr遊離を示し、同時に^3Hの遊離もみられ、細胞膜の破壊とDNAの断片化がひきおこされていると考えられる成績を示した。また、同時にP815細胞に対しても同様の成績を示した。
DNAの断片化をされた量はYAC-1で2時間値48.5%、6時間値50.6%、P815ではそれぞれ8.1%、25.2%であった。
この実験結果からNK活性を強く示す細胞群は早期よりDNAの断片化を進めるような働きが強く、LAK活性を示す細胞群では前者よりもDNAの断片化をおこすのに時間がかかると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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