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歯に矯正力を加えた際の血液量と歯周組織の変性について

研究課題

研究課題/領域番号 05771844
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関北海道大学

研究代表者

金子 知生  北海道大学, 歯学部・附属病院, 助手 (10241340)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード矯正力 / 血液量 / 無細胞帯 / 内変性帯 / 三次元構築像
研究概要

1.現有の三次元画像解析システムCOSMOZONE 2SAのバ-ジョンアップの3D導入によりメモリー量の拡張が達成され、三次元構築像の情報量を増やすことが可能になった。その結果、歯に矯正力を加えた際に圧迫側に生じる無細胞帯と内変性帯の分布状態のより精密な三次元構築像が得られた。
2.1.の結果の無細胞帯と内変性帯の微細構造と出現機序を解明するために、50gの矯正力を6時間、12時間、1日間、4日間、7日間加え、透過型電子顕微鏡で観察を行った。その結果により、ともにその歯根膜線維の蛇行と線維間隙の減少がみられたが、このような変化は無細胞帯に比べ内変性帯で著名に認められた。したがって内変性帯では、組織液が還流しにくくなるのに対し、無細胞帯では線維間隙も広くなり組織液の還流が容易になり、そのため変性融解した細胞成分が正常歯根膜組織に運びさられ、光学顕微鏡的に均質無構造に見える組織が出現すると考えられた。
3.現有の近赤外光歯根膜血流計測装置を向上させて、無細胞帯と内変性帯での血流量について、歯の移動中の圧迫側と牽引側の歯頸部および根尖部の4カ所の歯根膜血流量を計測し、比較検討した。
4.無細胞帯と内変性帯の神経終末について検討した。その神経終末の機械受容器に圧迫刺激を加えた時生じる下歯槽神経の単一パルスの応答について、矯正力(100g2日間)を加えた時と加えない時とを計測した。また、組織化学を応用し、矯正力により圧迫された歯根膜の神経終末の変化についてこれから観察していく。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 金子知生: "歯に矯正力を加えた際の圧迫側歯周組織の三次元的様相について" 歯科基礎医学会雑誌. 36巻2号 (発行予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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