• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

形状記憶型シリコーン樹脂の歯科矯正の臨床応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05771906
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関松本歯科大学

研究代表者

宮崎 顕道  松本歯科大学, 歯学部, 助手 (10209885)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード形状記憶樹脂 / シリコーンゴム / 収縮 / 浸漬 / 応力緩和
研究概要

シリコーンゴムに形状記憶樹脂を含有し、口腔内温度付近にて収縮する形状記憶樹脂を試作した。さらに実用性を高めるため、形状記憶樹脂の軟化点が室温より高く寸法安定性を向上させたシリコーン樹脂を新たに試作した。本研究では、このシリコーン樹脂の物性および歯科矯正臨床の弾性材料へ応用するため、各種溶液に浸漬し、その劣化について検討した。また、市販の矯正用ゴムリングも同様に浸漬し比較検討した。
1.収縮率の測定を行った結果、原寸の23%程度の収縮率となり、前年度試作品が15%であったのに比べ向上が認められた。
2.温度変化に伴う収縮率の検討を行った結果、30〜70℃にかけて収縮が認められた。40℃までに14%、50℃までに19%の収縮が得られ、前年度試作品に比較し室温安定性が向上した。
3.浸漬よる応力緩和試験
(1)3倍に伸張し37℃空気中放置、37℃蒸留水、37℃1%乳酸に浸漬し、4週間後の応力緩和を測定した結果、シリコーン樹脂において空気中放置は56%、蒸留水は58%に伸張力が減衰したが両者の差はなかった。また1%乳酸(pH1.8)は28%まで伸張力が減衰し、酸性で劣化しやすいシリコーンゴムの性質が認められた。
(2)市販材料と比較し、空気中放置と蒸留水浸漬に差がないのは、シリコーン樹脂のみであった。
(3)蒸留水浸漬において、シリコーン樹脂にある市販材料に比べ応力緩和は少ない値を示した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi