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下顎運動と咀嚼筋筋電図同時解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 05771908
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関朝日大学

研究代表者

篠田 圭司  朝日大学, 歯学部, 助手 (30206106)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード下顎運動 / 小児 / 筋電図
研究概要

従来小児の顎機能を解析する方法として行われてきた顎運動、咀嚼筋筋電図、咬合音、咬合接触解析等が個々に行われてきたが、顎機能をより詳細に分析するためには、各々の分析項目について同時に解析を行い、これらの関連についても調べる必要がある。そこで咀嚼運動と筋電図を同時に分析し、小児における咀嚼運動と咀嚼筋活動との関連について検討する目的で行い、被験児として顎口腔系に異常を認めない乳幼児5名を用いた。被験児にはチューインガムを用い自由咀嚼、左右各々偏咀嚼を行わせ、咀嚼時の顎運動の記録は、画像解析装置を応用した咀嚼運動解析システムを用い、口唇周囲6カ所に計測点を設け各々を運動軌跡を同時に解析し、前額面と矢状面より水平面(X軸)と垂直面(Y軸)における各運動量を解析した。なお鼻尖に設けた計測点は、咀嚼運動による影響をうけにくい為、顎顔面部の動揺の補正に用いた。さらに同時に咀嚼筋より筋電図を導出し、顎運動量との関係について分析を行った。その結果、左側口角を除く全ての計測点で左側下方への開閉運動に同期した運動が認知された。一方左側口角はX成分において右側方向を主体とした運動成分が確認された。この方法を用いると咀嚼時の口腔周囲の運動解析が、従来行われてきた顎運動解析装置の様に、センサー等を被験者に固定する必要がないので、咀嚼運動に対する影響が最小限に抑えることが可能となった。特に乳幼児の口腔周囲の運動解析において有効で、複数計測点が正確にしかも同時に定量することが可能となり、また同時に咀嚼筋筋電図の導出の際の障害となることが無く下顎運動と咀嚼筋筋電図同時解析が可能となった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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