• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

新合成構築材ピロール及びチオフェン縮環スルホレンの合成とデイールスアルダー反応

研究課題

研究課題/領域番号 05771934
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関琉球大学

研究代表者

安藤 香織  琉球大学, 教育学部, 助教授 (70211018)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード複素環縮環スルホレン / ディールスアルダー反応 / アルキル化反応 / キレトロピー反応 / ピロール縮環スルホレン / レトロディールスアルダー反応
研究概要

立体的、及び電子的に異なる種々のN-置換基を有するピロール縮環スルホレン類1の合成は(1)式のルートに従って行った。得られた化合物とジメチルフマレート、ジメチルマレート、トランス-1,2-ビス(フェニルスルホニル)エチレンとのDiels-Alder反応を試みたところ、加熱により4,5,6,7-テトラヒドロイソインドール2が高い収率で得られることがわかった。ジメチルフマレートとトランス-1,2-ビス(フェニルスルホニル)エチレンとの反応は立体特異的に起こり5,6-トランス体のみが得られた。しかし、電子供与基をN-置換基として持つピロール縮環スルホレンとジメチルマレートとの反応ではシス体の他にトランス体もかなりの割合で生成した(trans:cis=1:2.0(R=CH_2Ph),1:1.5(R=Me))。反応機構について検討を行った結果、アルキルピロールによるジメチルマレートのジメチルフマレートへの異性化が起こっていることがわかった。この場合も得られる化合物シス-2(R=CO_2CH_2Ph)は容易に脱保護され無置換体へ変換されるので、N-置換基を変えることにより電子供与性N-置換基を持つシス-5,6-置換-4,5,6,7-テトラヒドロイソインドール2でも立体選択的に高い収率で得ることができる。また、ピロール縮環スルホレン類1はアルキル化剤存在化に強塩基で処理することによりスルホンalpha位でのアルキル化を行うことができる。これらのことからピロール縮環スルホレン類1は化学修飾可能な3,4-ジメチレンピロール等価体として、合成化学への応用が期待される。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K. Ando and H. Takayama: "Heteroaromatic-fused 3-sulfolenes" Heterocycles. 37 (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi