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蛍光検出高速液体クロマトグラフィーによるアラキドン酸代謝物の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05771981
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関北里大学

研究代表者

八巻 幸二  北里大学, 薬学部, 助手 (70174597)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードアラキドン酸代謝物 / 蛍光誘導体化 / 高速液体クロマトグラフィー / ラットマクロファージ / フォスホリパーゼA_2
研究概要

アラキドン酸代謝物のリポキシゲナーゼ産物について定量化の検討を行った結果、85%アセトニトリルで溶出することが確認された。またアラキドン酸自身は95%で溶出されることが確認されたので、ステップワイズ溶出を用いてこれらの物質の同時測定を可能にした。この方法でバクトペプトンで浸潤したラット腹腔マクロファージからの刺激に伴って遊離されるアラキドン酸を測定した。刺激薬として発癌プロモーターのひとつであるフォルボールミリステートアセテートを用いた。その結果アラキドン酸代謝物のうちトロンボキサン産生が最も多く、次に6-ケトープロスタグランジンF_<1alpha>の産生が多かった。またアラキドン酸自身も遊離が認められた。またアラキドン酸の遊離は約1時間でほぼプラトーに達するのに対し、アラキドン酸代謝物はさらに産生が続いた。フォルボールミリステートアセテートはプロテインキナーゼCを活性化することが知られているので、プロテインキナーゼCの抑制薬として知られるH-7を用いた結果、有意な抑制を示し、この反応うにはプロテインキナーゼCの作用を介していることが示唆される結果が得られた。フォスホリパーゼA_2の抑制薬としてp-brom ophenacylbromide(BPB)の効果を調べたところ、5muMではアラキドン酸遊離をほとんど抑制せずTX産生を20%抑制した。50muMでは両者共に約40%抑制されたことから、BPBがTX合成酵素も抑制するのか、またはBPBに感受性の異なるフォスホリパーゼA_2が関与しているのかという疑問が生じた。この点については今後の検討課題である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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