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種々のヘビ血漿由来ホスホリパーゼA_2阻害タンパク質の構造と機能

研究課題

研究課題/領域番号 05771998
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関大阪薬科大学

研究代表者

井上 晴嗣  大阪薬科大学, 薬学部, 講師 (70183184)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードホスホリパーゼA_2 / ホスホリパーゼA_2阻害タンパク質 / アミノ酸配列
研究概要

1.コブラの阻害タンパク質の2種のサブユニット(31kDaと25kDa)についてアミノ酸配列を決定した.その結果,両サブユニット間で30%程度の相同性が認められたが,ハブおよびマムシの阻害タンパク質との相同性は全く見られず,Cys-richな構造を持ち,新規なPLA_2阻害タンパク質であることがわかった.
2.エラブウミヘビ血漿から同様な阻害タンパク質を精製した.その結果,エラブウミヘビの阻害タンパク質はコブラのものと同様,31kDaと25kDaのサブユニットから成り,31kDaサブユニットのアミノ酸配列はコブラの31kDaサブユニットのアミノ酸配列とかなりの相同性があることがわかった.すなわちPLA_2がコブラ・ウミヘビ型(I型)とハブ・マムシ型(II型)に分類されるのと同様に阻害タンパク質についてもコブラ・ウミヘビとハブ・マムシ型の大きなグループに分かれることが明らかとなった.
3.種々のPLA_2に対するハブ,マムシ,コブラ,エラブウミヘビの各阻害タンパク質による阻害の特異性を調べたところ,ハブ,マムシ型阻害タンパク質は非常に特異性が高く自らの毒に含まれるPLA_2を特に強く阻害するのに対し,コブラ・ウミヘビ型阻害タンパク質は特異性が低くI型のみならずII型PLA_2およびハチ毒PLA_2をも阻害することがわかった.またハブ・マムシ型阻害タンパク質はPLA_2分子の基質結合部位周辺に結合することによってその活性を阻害することが示唆された.
4.今後,エラブウミヘビの25kDaサブユニットのアミノ酸配列を決定するとともに,2種の阻害タンパク質の阻害機構の違いについて検討したい.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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