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真核細胞DNAプライマーゼ複合体の構造と機能に関する分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05772008
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関理化学研究所

研究代表者

浴 俊彦  理化学研究所, ジーンバンク, 研究員 (40192512)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードDNAプライマーゼ / cDNA / 複製関連酵素 / 染色体マッピング
研究概要

DNAプライマーゼは、原核細胞から真核細胞にいたるまでDNA複合開始に必須な酵素である。本研究においては、ヒトDNAプライマーゼを構成する46kDa、54kDaサブユニットをコードするcDNAクローンの一次構造の解析、ゲノミック遺伝子の解析を通じて、DNAプライマーゼに関する分子生物学的知見を得ることを目的とした。その結果、以下のことが明らかにされた。
1 ヒトDNAプライマーゼを構成する46kDa、54kDaサブユニットをコードするcDNAクローンをlambdagt10ライブラリーより単離し、全一次構造を決定した。46kDaサブユニットについては420アミノ酸残基の、また54kDaサブユニットについては505アミノ酸残基から成るopen reading frameを得た。
2 一次構造について酵母、マウス、ヒトで比較した結果、両サブユニットについて5カ所づつの保存されたドメイン(金属結合モチーフ等を含む)が見いだされた。また糖鎖付加部位については46kDa、54kDaサブユニットにつき2カ所、1カ所の存在が示唆された。
3 ノーザン法により46kDaサブユニットについては2.7kbと1.4kbの、また54kDaサブユニットについては2.4kbの長さの転写産物が検出された。
4 ESTプライマーと雑種細胞DNAパネルとを用いたPCR解析、また各々の遺伝子を含むコスミドクローンを用いた蛍光in situ hybridization法によって遺伝子の染色体マッピングを行った結果、46kDaサブユニット遺伝子については1番染色体テロメアに、54kDaサブユニット遺伝子については、3番と6番(短腕セントロメア近傍)染色体に座乗していることが明らかにされた。
5 発現ベクターを利用した両蛋白質の大量調製、また各遺伝子につき5'上流領域を含むエキソン・イントロン構造の解析を現在行っている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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