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DNA切断活性を有する分枝糖ヌクレオシドの合成と抗腫瘍性薬物の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05772020
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医薬分子機能学
研究機関昭和大学

研究代表者

早川 弘之  昭和大学, 薬学部, 講師 (40180955)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードDNA切断活性 / 炭素ラジカル / プロパルギルスルホン構造 / アレニックスルホン構造 / 分枝糖ヌクレオシド / 有機銅試剤 / 抗腫瘍活性 / チミジン
研究概要

プロパルギルスルホン又はアレニックスルホン構造を有する化合物は、炭素ラジカルを発生すること又はアルキル化剤となり得ることなどの作用機序により、DNA切断活性を示す。一方、AIDS治療薬(AZT及びDDI)がヌクレオシド誘導体であることからも明かな様に、より優れた抗ウィルス剤を開発する上で、ヌクレオシドの糖部を化学修飾することは極めて有望な方法である。著者は、これまで有機金属試剤を用いてヌクレオシドの糖部に炭素鎖を持つ分枝糖ヌクレオシドの簡便な合成法を開発することを検討してきた。そこで本研究に於いて分枝糖ヌクレオシド(1,2)を合成し、これらについて抗腫瘍およびDNA切断活性を調べることを計画した。
チミジンより2工程で得られる3'-ケトヌクレオシド3にトリメチルシリルエチニル試剤を付加した後、無水酢酸で処理するとアセテート4がケト体より80%の収率で得られた。4とMeCuとの反応はTHF中0°Cで進行し、テトラ置換アレン誘導体5を70%の収率で与えた。また、エチニル試剤の付加反応はプロパギルアルコール誘導体の場合も同様に進行し6を与えた(80%)。これらの成果について現在、投稿の準備をしている。
最後に、標的化合物(1,2)へ変換すべく、現在検討中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroyuki HAYAKAWA: "A Ribonolactone-Based Approach to The Synthesis of 1'-Carbon-Substituted Thymine Ribonucleosides" Nucleosides and Nucleotides. 13(in press). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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