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微量mRAN定量法を用いた生検材料の新しい診断技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05772052
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態検査学
研究機関京都大学

研究代表者

中山 広樹  京都大学, 医学部, 助教授 (70212107)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード定量的PCR / RT-PCR / 遺伝子発現 / 診断 / CCDイメージセンサー
研究概要

1.PCRのkineticsを分析すると,生成物量は反応初期には指数的に増加するが,反応が進むにつれて反応速度が低下し増加が止まる。そこで片対数グラフ上で直線性を示す指数増加期の値を指数関数の回帰式に当てはめて0サイクル時に外挿すると初期鋳型量が推定できる。この原理に基づき,CCDイメージセンサーを用いた定量的RT-PCR法を開発し,ノーザンブロッティングと比較して遜色のない結果を得た。更に同方法をRIを用いて同様に行ない,RI法と非RI法に有意の差が認められないことを確認し,微量mRNAの定量が簡便かつ安全に行ない得ることを示した。また,この方法が卵細胞30個という極めてわずかなサンプルにも適用可能であることを確認した。
2.最近マウスでLIFが胎児の着床に必須であることが明らかになった。そこでヒトの子宮におけるLIFの発現およびその部位を調べるために,今回開発したKinetics分析に基づく定量的RT-PCR法とノザンブロッティング法を併用して臨床材料の検討を行なった結果,マウスと異なり増殖期の子宮内膜でもLIFの産生が認められるものの,分泌期の子宮内膜上皮細胞においてLIFの産生が亢進することが明らかになった。これはヒトの子宮におけるLIF産生を初めてかくにんしたデータである。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yokoi,H: "Non-radioisotopic quantitative RT-PCR to detect changes im mRNA levels during early mouse embryo development" Biochemical and Biophysical Research Communications. 195. 769-775 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Kojima,K: "Expression of leukemia inhibitory factor(LIF)in human endometrium and placenta" Biology of Reproduction. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Kaneko,Y.: "Application of polymerase chain reaction-single strand conformation polymorphism analysis to the diagnosis and screening of adenine phosphoribosyltransgerase deficiency" Urological Research. 21. 89-93 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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