• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

パソコンを利用した運動学習の実験的シュミレーションのためのソフトウェア開発

研究課題

研究課題/領域番号 05780041
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関北海道教育大学

研究代表者

杉山 喜一  北海道教育大学, 教育学部・旭川校, 助教授 (90179169)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード運動学習 / パソコン / シュミレーション / 知覚
研究概要

運動心理学の領域では、知覚運動機構の解明を目的にこれまで数多くの実験が行われてきた。しかしそこで用いられる実験装置の多くは高額でしかも単一目的で使用される場合が多かった。本プロジェクトは体育学の分野でも普及率の高いパソコンの汎用性に着目し、まずは知覚運動学習のためのシステム開発とオリジナルプログラムを作成し、パソコンによる新しい実験形態の確率をはかった。
本システムによって、例えばモニタ上の視覚的情報を手掛かりに、各種周辺機器の操作性を駆使した様々な運動課題の導入が図られるため、1.指標に対する反応課題、2.眼と手の協応課題、3.運動における色彩効果、4.予測等の実験シュミレーションといった知覚運動学習の実験が可能となった。一応本実験システムは本学の体育心理学の実験・実習等ですでに活用されている。なお得られた研究成果の中でオリジナリティーの高いものについては、本学紀要並びに学習論文誌においてすでに投稿(及び投稿予定)されている。これらはおそらく当該誌上で近く公表されると思われるので、詳細についてはそれらを参照されたい。
さて今回の実験システムは、フィールドワークでの実験が不可能とされる状況において有用とされ、結果として各種運動場面で想定される理論的なフレームワークの提供を可能にしている。ただし実験的シュミレーション等の関係では、パソコンシステムの性格上、実体感が得られないといった点で若干の問題が残った。このことを解決するために、今後は周辺機器の充実によるマルチメディア化と、リアルな映像による疑似体験を可能にするニューメディアシステムの構築が急務である。これにより運動機構に関する新たな知見が得られることも予想され、将来的には運動技能向上のための学習装置としての実用化も期待できる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 杉山喜一: "視標の移動特性における反応時間への影響" 北海道教育大学紀要II-C,. 44-2. 1-6 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi