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内臓蓄積脂肪を運動と食事の組合わせで効果的に改善する方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05780048
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関東京都立大学

研究代表者

安部 孝  東京都立大学, 理学部, 講師 (90184217)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード内臓脂肪量 / 皮下脂肪量 / 有酸素トレーニング
研究概要

食事の自己管理と同時に実施する有酸素トレーニングが内臓蓄積脂肪の改善に対してどのような相乗効果をもつかについて検討した。対象者は健康な女子大学生19名で、そのほとんど全てが体脂肪率25%以上の中等度肥満者であった。トレーニング期間は13週間とし、自転車エルゴメーターを用いた運動を週3-4回の頻度で行なった。1回の運動時間は約30-60分であり、心拍数から評価した運動の強度は約60%であった。体脂肪率の測定は水中体重秤量法による身体密度よりBrozek et al.の推定式を用いて算出した。内臓脂肪量の推定は、身体の総脂肪量から皮下脂肪量を差し引く方法で求めた。皮下脂肪量は体表面積と超音波Bモード法による皮下脂肪厚から計算によって求めた。トレーニング期間における摂取エネルギー量の平均は1750カロリーであり、国民の平均的な値から比較して低いレベルを維持していた。トレーニングによる体重の減少量は1.4kgであったが、除脂肪量が0.9kg増加していたため、実質的な体脂肪量の低下は2.2kgであった。そのうち皮下脂肪量の低下が1.0kg、内臓脂肪量の低下が1.2kgであった。有酸素トレーニングによる総脂肪の変化量と皮下脂肪の変化量との間には高い有意な相関関係が観察された。同様に総脂肪と内臓脂肪の変化量との間にも有意な相関関係は認められたが、皮下脂肪の変化量との関係より強いものではなかった。トレーニング前における内臓脂肪量とトレーニングによる変化量との間には有意な相関関係が観察され、内臓脂肪量の割合が高い肥満者ではトレーニングによる減少効果が高かった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Abe,T.et al.: "Prediction equations for body composition of Japanese adults by B-mode ultrasound" Am.J.Human Biol.(in press).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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