• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

球技におけるボールの軌跡に関するイメージの正確性について

研究課題

研究課題/領域番号 05780063
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関三重大学

研究代表者

鶴原 清志  三重大学, 教育学部, 助教授 (70172070)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード運動イメージ / フリースロー / 軌跡
研究概要

1.目的:運動の動作のイメージだけではなく、球技におけるボールの軌跡に関するイメージの正確性を、熟練者と未熟練者で比較することによって、より深く運動イメージの正確性を検討することを目的とした。
2.方法:1)被験者:女子大学生15名(バスケット経験者5名;B群、バレーボール経験者5名;V群、陸上競技経験者5名;T群)。2)実験課題:バスケットボールのフリースローショット。3)実験手順:被験者は、フリースローのイメージを描き、イメージの時間的側面として、ボールを構えた状態から離れるまでの「シュート動作時間」と、離れてからゴールに到達するまでの「ボールの滞空時間」を測定した。次に、イメージでのボールの軌跡を所定の記録用紙に記入した後、実際のシュートを目隠しの状態で5回実施する。シュートはビデオに記録し、デジタイズによってその軌跡を抽出して、イメージでの軌跡との「ずれ」を面積によって算出するとともに、実際の時間を測定した。これらの側面の正確性を熟練者と未熟練者で比較した。
3.結果:3群を比較した結果、軌跡および時間の正確性について、有意な差は認められず、軌跡については放物線よりも低く、時間については実際よりも長くなり、3群とも正確なイメージを描いているとは言えなかった。従って、ボールの軌跡の正確性に関して、熟練者と未熟練者の間に差はないと考えられる。しかし、イメージやフォームの安定度、また、実際のパフォーマンスは熟練者の方が優れた結果を示していた。これらのことから、熟練者はイメージがパフォーマンスとズレを持ったまま内的に結び付き、固定されていると考えられ、そのイメージを基にして優れたパフォーマンスを示し、未熟練者は不安定で間違ったイメージを持ち、そのイメージに従って運動を実施しようとしているために、パフォーマンスが劣っていたと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鶴原清志: "球技におけるボールの軌跡に関するイメージの正確性について" 三重大学紀要. 44 (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi