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ポジティブな側面からの健康度評価尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05780065
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関大阪大学

研究代表者

岩井 浩一  大阪大学, 健康体育部, 講師 (30167275)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードライフスタイル / 健康度 / 評価尺度 / 質問紙調査
研究概要

本研究では、健康度を重篤な疾病状態から極めて健康で意欲に満ちている状態までのスペクトルとして表現することをねらっている。このうち、疾病状態などのネガティブな側面についてはすでに様々な調査票が開発されているが、健康のポジティブな側面については健康度を評価するための指標がほとんど見あたらないため、健康度を両側面から把握できる新たな健康指標の開発を試みた。
具体的には、健康度の尺度として、ライフスタイルの状態、疾病の状態、様々な自覚症状の状態、健康づくりの実践状況、体力レベル、および余暇の充実度などの要素を抽出し、また精神的健康の状況についても十分配慮した上で、総合指標を算出するための尺度を開発した。そして、それぞれの要素について重回帰分析の手法を用いてデータ解析を行い、できるだけ少ない説明変数で各要素得点を算出するよう配慮し、各要素得点を総合して健康指標の得点とした。これらの要素のうち、特に健康度のポジティブな側面については、体力レベル、ライフスタイルの状況、余暇活動の充実などの要素で把握された。
このようにして開発された健康指標をもとに評価した健康度は、健康度の自己評価の結果ともかなり一致することが確認され、ある程度の信頼性が認められた。また、この健康指標は性別や年齢などの人口統計学的変数とも有意な関連を示した。性別については、男性が女性よりも健康度が高い結果が示された。また、年齢については、20歳代で健康度が最も低く、年齢が高齢になるにつれて健康度がしだいに高くなる傾向がみられた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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