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投動作習得のための合理的な指導法の検討-成人女性を対象として-

研究課題

研究課題/領域番号 05780068
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関奈良教育大学

研究代表者

尾縣 貢  奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (90177121)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード成人女性 / オーバーハンドスロー / トレーニング / 動作分析
研究概要

特別な投運動の経験を持たない一般女子学生48名を対象に、8名ずつ(1)動作指導群(言語教示と視覚教材により投動作を指導した後に投球練習を行わせる)、(2)補助練習群(国内外で行われている投運動の補助練習手段を文献と指導者へのアンケートによりピックアップし、トレーニングプログラムを作成し行わせる)、(3)転移学習群(オーバーハンドスローに最も近いと考えられるバドミントンのクリア-の練習を行わせる)、(4)筋力トレーニング群(投運動に必要な体力を高めるトレーニングプログラムを作成し行わせる)、(5)全力投群(指導なしで全力で投球練習を行わせる)、(6)コントロール群 の6群に分け、4週間のトレーニングを行わせ、その前後で投能力、投動作、投運動に関係のある体力などの変化について検討した。
6つの群のうち、有意な投能力の改善が認められたのは、動作指導群、補助練習群、筋力トレーニング群、全力投群の4群であった。このうち0.1%で投能力に有意な改善が認められた動作指導群、補助練習群では準備動作における腕や脚動作様式、肩や腰の回転、ムチ動作、スナップ動作などに改善が見られ、体力にはほとんど向上は認められなかった。このことから、この2種類のトレーニングは投動作を改善することにより投能力を高める効果があると考えられる。筋力トレーニング群では測定したほとんどの体力に改善が認められたが、投動作には全く改善が認められなかった。そのため、投距離の伸びは筋力アップに伴い、動作のスピード、特に手首の掌屈のスピードが速くなったためだと考えられる。または全力投群にも投能力の向上は認められたが、これも肩や腰の回転などの改善によるものと言える。ただし、動作指導群と補助練習群ほどに投動作は改善されておらず、投距離の伸びも大きなものではなかった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 尾縣貢: "つまずきの見つけ方ーソフトボールー" 学校体育. 47. 2-3 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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