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聴覚障害者のリズムとボディコントロールに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05780106
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関筑波技術短期大学

研究代表者

斉藤 まゆみ  筑波技術短期大学, 一般教育等, 助手 (00223339)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード聴覚障害 / リズム / ボディコントロール
研究概要

本研究は、聴覚障害学生を対象に、リズム感とボディコントロールに着目した、リズムエクササイズプログラムを試作し検討することを目的とした。
一回60分程度のリズムエクササイズプログラムを作成し、期間中毎週1回全15回実施した。評価の指標にはビデオ分析、心拍数(HR)、POMSを用いた。
運動とリズムの同期を客観的に評価するためにビデオ分析を行った。その結果、運動持続時間が長くなるほどリズムとのずれがみられる傾向があったが、エクササイズの回数が進むにしたがい、運動とリズムの同期がみられるものが増加した。これは聴覚障害学生にとって聴覚情報の欠如だけでなくパーソナルなリズム感が十分形成されていないという側面と、パーソナルなリズム感はトレーニングによってある程度改善できる可能性を示唆するものである。したがって、リズミカルな動きや安定したボディバランスの獲得は、聴覚障害者にとって重要な課題であると思われる。リズムエクササイズ中の心拍数(HR)からみた運動強度は、エクササイズの回転が進むに従って、ターゲットHRに達しており、エクササイズとしては有効であると思われた。またPOMSを用い運動前後の気分の変化を調べ、運動とリズムとの関連を検討したが、抽象的な表現が多く、聴覚障害者にはあまり適さないことがうかがえた。
聴覚障害者にリズム感を育成するための効果的な運動プログラムについて検討した結果、リズムエクササイズに対する学生の興味と関心は高いことがわかり、今後は、対象年齢を広げるなどさまざまな角度からのアプローチを行い、運動プログラムを検討していきたい。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 斉藤 まゆみ: "聴覚障害者の体育教材としてのエアロビクスダンス" 筑波技術短期大学テクノレポート.

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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