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用語の階層構造に基づいた聴覚障害学生向け物理教育法の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05780152
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関筑波技術短期大学

研究代表者

土田 理  筑波技術短期大学, 一般教育等, 助手 (10217325)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード聴覚障害 / 高等教育 / 物理教育 / 文章作成 / プログラム言語 / 用語シソ-ラス
研究概要

物理用語の階層性に着目した聴覚障害者向け物理教育法の基礎研究を平成4年度から行っている。平成5年度は、物理用語の構造調査、学習者が用語を把握、使用、定義する過程における実験報告書の役割、用語階層化促進へのコンピュータの利用に関して以下の事柄が明らかになった。
1)力学分野における用語の構造調査
新学習指導要領においては、総合理科、物理IAではエネルギー概念からの導入がなされているものの、選択物理に相当する物理IB、物理IIで扱われる力学分野の用語には大きな違いは見られない。
2)学習者の用語把握と実験報告書の役割
新しく扱う力学現象については、連続した映像を提示するよりも、短時間(10秒〜1分程度)の映像を、繰り返し提示した後に用語の解説を加えると定着が促進される傾向にある。そして、短時間の映像提示を行った内容が含まれる実験を行った場合、その実験報告書は、考察段階に具体的な説明文が加わる傾向にある。
3)用語階層化促進へのコンピュータ利用
用語と現象を結びつけるため映像を短時間だけランダムに提示する映像提示援助システムと日本語プログラム言語を結合する環境を作成した。これによって、用語データベース作成支援プログラムに実際の動画映像を添付することが可能となった。
次年度以降は、引き続き新学習指導要領下での教科書分析を進めるとともに、対象とする用語に適した映像提示方法(連続・分断)と時間(長時間・短時間)の関係を調べ、実験報告書に表出される文章の評価との関連性を探る。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 土田 理: "聴覚障害学生を対象とした物理学授業におけるドライラボの活用と問題点" 第27回全日本聾教育研究大会研究集録. 178-179 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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