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タグチメソッドに関する統計数理的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05780211
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 統計科学
研究機関東京理科大学

研究代表者

宮川 雅巳  東京理科大学, 理工学部, 助教授 (90157595)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードタグチメソッド / 実験計画法 / 直交配列表 / 交互作用解析
研究概要

田口玄一氏が提唱されたタグチメソッドは、工業における統計的実験計画法のひとつの発展形態と考えられる。しかしその方法論は伝統的な実験計画法とは異なる観点から説明されてきた。本研究ではタグチメソッドのいくつかの手法を取り上げて、それらの統計数理的モデル化を行い、それらの性質を明らかにするとともに改善すべきいくつかの点を示すことができた。具体的には以下の4項目を挙げることができる。
1.タグチメソッドの計画段階で重要な役割を果す混合系直交配列表の性質を明らかにした。筆者は過去にL18直交配列表の性質について調べているが、今年度はそれよりも大きいL36直交配列表についての成果を得た。
2.品質特性のトレードオフ関係を改善する手法である機能窓法の解析方法としてロジスティック回帰モデルに基づく方法を提案した。さらに、従来計数特性のみに用いられてきた機能窓法を計量特性にも拡張し、実験の計画段階における能動的信号因子の適応的外側割付けという一般化された手法を導いた。
3.タグチメソッドの中心であるSN比解析の中で静特性のSN比に対して、交互作用解析の観点から位置づけ、その合理的適用範囲を明らかにした。
4.動特性のSN比として最近用いられている比例式に対する新たな変動の分解を導いた。これについては今後も研究を継続する計画である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 宮川雅巳: "L36直交配列表における主効果と交互作用の交絡パターンとその大きさ" 日本品質管理学会誌「品質」. 23. 416-421 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 宮川雅巳: "An Interpretation of the Interaction Terms in Mandel's ANOVA Model from Hirotsu's Interaction Elements" Rep. Stat. Appl. Res., JUSE. 40. 1-9 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 宮川雅巳: "交互作用解析と主成分分析" 標準化と品質管理. 46. 56-62 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 宮川雅巳: "外側配置による交互作用解析" 標準化と品質管理. 47. 76-81 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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