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並列制約解消とオブジェクト指向プログラミング

研究課題

研究課題/領域番号 05780245
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関京都大学

研究代表者

服部 隆志  京都大学, 数理解析研究所, 助手 (10228489)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード制約 / 例による学習
研究概要

オブジェクトとそれらの間の制約を組み合わせたシステムに対してはlocal propagation が有効な手法として知られている。Local propagationの利点として、並列性が高いこと、変更する必要のある値だけを再計算するので無駄がないことなどが挙げられる。ただし、制約の種類が固定されていれば、それに対する propagation のアルゴリズムを用意しておくことができるが、任意の制約をユーザが記述可能にしようとすると問題が発生する。第一に、システムが自動的に制約充足を行なうことができないので、ユーザが制約充足のメソッドをプログラミングしなければならない。第二に、用意に矛盾が発生するので、矛盾解消の戦略が必要となる。この時、高い並列性を維持するためには、全体の評価値を計算するようなものではなく、局所的に決定できるようなものでなければならない。本研究ではテキスト編集を例として上記の問題を試みた。まず第一の問題を解決するために、ユーザの操作を記録することによって制約充足のメソッドを自動的に学習することとした。第二の問題を解決するためには、制約の優先度を採用した。ここでも、優先度をあらかじめ決めておくことはできないので、矛盾発生時のユーザの選択を記録することによって優先度を学習する。したがって、ある時点での制約の優先度は部分的にしか決まっておらず、半順序で表現されている。Local propagationには、DeltaBlueという効率の良い充足アルゴリズムがあるが、これに半順序優先度を組み込むことも可能である。このような手法により、ユーザは最小限の労力で任意の制約を使用できるようになる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 服部隆志: "半順序優先度を用いた例と制約による編集" インタラクティブシステムとソフトウェアI. (刊行予定).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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