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組合せ論理回路のテスト集合の圧縮手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05780252
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関大阪大学

研究代表者

梶原 誠司  大阪大学, 工学部, 助手 (80252592)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードテストパターン生成 / 組合せ回路 / 縮退故障 / テストパターン圧縮 / 独立故障集合
研究概要

組合せ論理回路の単一縮退故障に対するテストパターン集合(テスト集合)を求める問題は,故障の検出可能性の判定を効率化するアルゴリズムの発展により,高速化が可能になってきた.その一方で,回路が大規模になるに従い,生成されるテスト集合の大きさが問題となってきている.本研究では,まず,1万ゲートを越えるような大規模回路に対して,現実的な計算時間で回路のテストサイズの下界を求める手法について考察した.大きなテストサイズの下界を見つけることにより,それらの情報を小さなテスト集合の生成に役立てることができ,得られたテスト集合の大きさを評価することが可能となる.次に,与えられた回路に対して,小さなテスト集合を生成する手法を提案した.提案手法に含まれる二重検出法により,得られたテスト集合に含まれるすべての不必要なテストベクトルを識別できるため,そのテスト集合を常に極小にすることができる.また,これまでに提案されている手法も改良することで,その効果をより高めることができる.これらの手法をプログラム化し,ベンチマーク回路を用いて実験した結果,与えられた回路に対する最小か最小に近い大きさのテスト集合を得ることができた.また,本手法により生成された圧縮テスト集合は多重縮退故障のテストパターンを生成する時にも有効であることを示すことができた.更に,圧縮テスト集合の生成と冗長除去による回路簡単化を同時に行う手法を提案し,目的のことなるこれら二つの処理を効果的に行うことができることを示した.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Seiji Kajihara: "Cost-Effective Generation of Minimal Test Sets for Stuck-at Faults in Combinational Logic Circuits" Proceedings of the 30th Design Automation Conference. 102-106 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 梶原誠司: "非冗長回路と極小テスト集合の同時生成について" 情報処理理学会DAシンポジウム'93. 109-112 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshinobu Higami: "Test Sequence Generation for Sequential Circuits with distinguishing Sequences" IEICE Transaction on Fundmentals. Vol.E76-A. 1730-1737 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Seiji Kajihara: "Test Generation for Multiple Faults Based on Parallel Vector Pair Analysis" Proceedings of International Conference on Computer-Aided Design-93. 436-439 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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