• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

類推的帰納学習メカニズムによる知識の自動獲得手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05780289
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関大阪大学

研究代表者

大川 剛直  大阪大学, 情報処理教育センター, 助手 (30223738)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード機械学習 / 知識獲得 / 帰納的学習 / 類推 / 例題からの学習
研究概要

本研究では,少数の例題からの帰納的学習を実現するためには,例題を一般化する際に,自らが所有する知識を積極的に利用することが重要と考え,既知の類似ルールを利用するという類推的な概念を導入した類推的一般化を定式化した.
類推的一般化の基本的枠組は,例題と既存ルールとの間の類似性を評価し,最も類似したルールをガイドとして例題を一般化することにより,新たなルールを生成するというものである.このとき類似性評価尺度の設定が重要となる.ここでは,与えられた事実と既存の知識から導かれる新事実の共通点を考慮することにより,事実間の類似性を評価することが可能と考え,例題とルール間の類似性を,各々を構成する原子式の演繹的閉包間の包含関係に基づき定式化し,形式的な操作による類似ルールの選択を実現した.
類推的一般化の有効性を実証するため,この考え方を基本原理とする学習手続きを開発した.手続きは(1)例題の拡張,(2)原子式とベースルールの選択,(3)選択された原子式の一般化,(4)述語の置換,(5)ルールの生成,の5つのステップから構成される.開発した手続きをワークステーション上に実装し,英文構文解析システムに対するルール生成実験を実施した.その結果,本手続きにより,既存の英文構文解析ルールを利用して,ある目標概念に対する英文の例題をもとに,その目標概念を適切に規定する新しいルールが自動生成されることを確認した.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 大川剛直,他: "知識獲得研究の最新動向とその製造業分野における応用" システム/制御/情報. 37. 524-530 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 沢田裕司,他: "観点を考慮した連想機構の実現" 情報処理学会論文誌. 35(発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] T.Ohkawa,et. al: "Current Status of Knowledge Acquisition Research in Japan" Modern Tools for Manufacturing Systems. 89-118 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 岩佐英彦,他: "順序関係によって表現される時間概念の獲得法" 情報処理学会人工知能研究会報告. AI86-2. 9-16 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi