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多ソ-ト帰納学習システムの設計と応用

研究課題

研究課題/領域番号 05780305
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関東京理科大学

研究代表者

大和田 勇人  東京理科大学, 理工学部, 講師 (30203954)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード帰納学習 / 帰納論理プログラミング / 制約論理 / 凸包 / 代数的関係 / 特徴抽出
研究概要

本研究は記号データと数値データを統一的に処理できる多ソ-ト帰納学習システムの設計と応用を行った。具体的には以下のようである。
(1)凸包構成による数値データの帰納一般化法の提案
従来の帰納一般化は記号データを対象としたが、本方法では数値データを帰納一般化するアルゴリズムを提案した。このアルゴリズムは有限個のクラスと実数をとる属性値集合を入力とし、ボトムアップ的に最小一般化を行う。最小一般化後は、ルールの条件部を簡単化し意味のない変数を自動的に消去する。実験によると、処理性能は帰納学習の標準ソ-ルに匹敵する性能が得られた。
(2)制約つき帰納論理システムの開発
従来の帰納学習システムはエルブラン領域しか扱えないため、代数的関係を学習することは困難であった。本システムは制約論理プログラミングにならって、単一化を制約解消系に置き換えた。その結果、扱える計算領域が増え、仮説言語の表現力が向上した。さらに、仮説言語へ適切な制限を加えることにより、仮説空間を大幅に縮小し、システムの効率化が図られた。
以上の学習システムは標準のProlog処理系上で作成しているため汎用化が高い。システムの応用としては、医療画像等の特徴抽出を実施した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 大和田、溝口: "凸包構成による数値データの帰納的一般化" 日本ソフトウェア科学会第10回大会論文集. 229-232 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 高瀬、大和田、溝口: "制約論理プログラミングにおける空間知識の抽象化" 日本ソフトウェア科学会第10回大会論文集. 197-200 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大和田、溝口: "多ソ-ト帰納学習システムの設計" 情報処理学会第46回大会論文集. 3-31-3-32 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 溝口、大和田、佐藤、高橋、川尻: "帰納学習を用いた画像分類システムの開発" 情報処理学会第47回大会論文集. 2-57-2-58 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 溝口、大和田、古渡、白土: "帰納学習を用いた医学知識の獲得と分類" 情報処理学会第47回大会論文集. 3-15-3-16 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大和田、溝口: "制約論理プログラムの帰納汎化システムの設計" 情報処理学会第48回大会論文集. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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