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多エージェント系非単調論理に基づく知識表現と分散TMSによるその推論の効率化

研究課題

研究課題/領域番号 05780306
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関中京大学

研究代表者

外山 勝彦  中京大学, 情報科学部, 助教授 (70217561)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード非単調論理 / 知識表現 / 属性継承 / 状態継承 / 因果関係 / 自己認識論理 / マルチエージェント / 決定手続き
研究概要

本研究では、知識をモジュール化し、各モジュールを知的行為主体であるエージェントと見なし、エージェント間でメタ知識の通信が行われるような多エージェント型知識システムの形式化に関する基礎的な研究を行った。そのために、多エージェント系自己認識論理(MAEL)を形式化し、その諸性質を解明した。また、これに基づき、階層や時間順序を持つ構造的知識の表現と利用に関する手法を与えた。
まず.論理体系としてのMAELについては、その意味論を明らかにし、健全かつ完全な定理集合は論理式集合に対する演算の不動点として特徴付られることを示した。また、MAELに基づく知識表現については、特に、階層的知識における属性継承,および時間的知識における状態継続や因果関係,さらに時間の流れに対して逆向きの推論といった非単調推論が含まれる概念の表現を明らかにした。これにより、従来の知識表現において問題点とされていた多重拡張問題や時間射影問題を避けることが可能であることを示した。
一方、タブロ-法に基づくMAELの決定手続きに導出原理を導入することにより、新しい決定手続きを開発し、その完全性を示すとともに、手続きの一層の効率改善と任意の知識を表すメタ変数の導入を図った。さらに、Prologのメタプログラミング手法を用いて計算機上への実現を行い、導出原理を用いた場合はタブロ-法を用いた場合に対して、大幅に早く処理できることを示した。さらに、TMSを用いた推論を利用するための基礎的な調査を行い、その問題点を明らかにした。
本研究の成果から、多エージェント系として構造的知識を捉える手法は、知識表現手法として優れた形式性を有していると考えられる.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 外山勝彦: "導出原理を用いた多エージェント系自己認識論理の決定手続き" 人口知能学会全国大会論文集. 211-214 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 松原茂樹: "発話の連続性と状況に基づく動的発話理解モデル" 人口知能学会研究会資料. SIG-FAI-9303. 41-48 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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