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オブジェクト指向データベース相互利用のための基本語彙構造に基づく操作言語系の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05780325
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

吉川 正俊  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (30182736)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードオブジェクト指向データベース / データベース言語 / 質問代数
研究概要

本研究では、インスタンスベースのオブジェクト指向データベースモデルを提案し、それに対する操作体系の理論的基盤を与えるオブジェクト代数の定式化を行なうとともに、操作言語の設計、実装を行なった。
1.従来のオブジェクト指向データベースモデルの欠点を克服するために、スキーマとインスタンスの区別をしない、各オブジェクトが組と集合の両方の構造を持つ、集合とその要素の間の関連にも属性を付加できる、などの特徴を持つオブジェクトデータモデルを構築した。
2.構造検索機能と継承演算子を持つオブジェクトベース代数を体系化した。これは、上記データモデルのための質問代数である。各演算は操作言語の基本語彙構造を構成するための基盤を与える。オブジェクト代数は、組、集合構造の航行演算子やオブジェクト間の継承を明示的に指定するためのいくつかの継承演算子を持ち、それらの正規表現も許す。また表現能力の点では関係代数を包摂する。
3.上記のオブジェクトデータモデルのための操作言語を設計、実装した。オブジェクトの構造的な特徴である組、集合の両構成子に対応する航行演算子を導入している。また、データモデルの特徴である柔軟な継承指定に基づくオブジェクトの多様なビューの提供を実現するために、組、集合両構造に沿った継承演算子を持っている。さらに、これらの航行および継承演算の正規表現を導入することにより再帰質問を含む強力な演算の簡潔な表現を可能としている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Katsumi Tanaka: ""Obase Object Database Model:Towards a More Flexible Object-Oriented Database System"" International Symposium on Next Generation Databasse Systems and Their Applications. 159-166 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 吉川正俊: ""Obase SQL:拡張経路式と継承演算子を持つオブジェクトベース言語"" 情報処理学会アドバンスト・データベース・シンポジウム. 63-72 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 吉川正俊: ""構造検索機能と継承演算子を持つオブジェクトベース代数"" 情報処理学会データベースシステム研究会研究報告. 93-DBS-95. 11-20 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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